Renee Rosnes(リニー・ロスネス)はカナダのジャズピアニスト&作曲家です。ジョー・ヘンダーソンやウェイン・ショーター、JJジョンソン、ボビー・ハッチャーソンといった巨匠たちとの共演歴もあり、現在もトップミュージシャンとして活躍しています。あのジャズピアニストのビル・チャーラップと2007年に結婚しています。2024年の本作はブラジル音楽へのリスペクトを感じる作品です。
ボサノヴァをはじめMPB(Música Popular Brasileira)のブラジル音楽は僕自身も好きで、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチやいくつかの当時若手ミュージシャンをよく聴いていました。多彩なコード感やリズムはジャズとも通じるところが多く、いままでも多くのミュージシャンがブラジル音楽に傾倒してきたと思います。リニー・ロスネスも約30年前から構想してきたそうです。
爽やかなフルートで始まる1.Frevo からブラジルの風を感じることができます。これまたいい音のギターと気持ちの良いユニゾンを奏でています。伝説的ミュージシャンの2曲、エドゥ・ロボとの5.Casa Forte やジョイス・モレーノとの6.Essa Mulher がいかにもブラジル音楽の魅力を凝縮していて聴き惚れてしまいます。いままでにも多くのブラジル音楽とジャズの融合作品がありましたが、いまのサウンドで聴くことができる最高のものだと思います。
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