STEAM ENGINEは、木村紘Dr.、馬場智章Sax、佐瀬悠輔Tp、渡辺翔太P、古木佳祐Bからなるユニット。丸の内コットンクラブでの初ライヴから全公演Sold Outとのことで、2024年本作は待望のファーストアルバムとなります。「ジャズを聴いたことがない人にも魅力が伝わるようなメンバー、楽曲」のコンセプトどおり、誰が聴いても“熱い”演奏が充満している作品です。
J-POPやアニメ音楽をたまに聴いてみると、「うわっそこからそんな展開...」「複雑なリズムだわ」と感じることもままあって、おそらく作者や演奏家はジャズも聴いたりしているのではと思ったりします。もしかしたら日常的にJ-POPを聴いている人にとって、STEAM ENGINEの楽曲は「歌はないけれど、カッコいい」くらいで抵抗なく入り込めるのかもしれません。そしてジャズ聴きの僕にとっては“本格的にジャズしている”と感じるアルバムなのです。
タイトル曲1.Steam Engine からガツンとジャズをスチームしてきます。こりゃライヴで聴きたくなるわけだと思わせる演奏です。次の2.Intersection で、なんとなく寄り添ってくる感じです。5.Blue Lights になるとクラブでかかっていそうな雰囲気。理屈っぽさを排除して、ジャズの美味しいところを抽出したアルバムです。老若男女問わず、多くの人に聴いてほしいな。
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