ニューヨークのPeter Bernstein(ピーター・バーンスタイン)Gの2024年リーダー作。得意のSMOKE Sessionsから。ブラッド・メルドーP、ヴィセンテ・アーチャーB、アル・フォスターDrを従えてのオールスター・ギターカルテット。メンバーからして間違いないです。
僕はこの人の粒立ちのよいギター・トーンが好きなんです。グラント・グリーン、ケニー・バレル、ジム・ホールといったバップ&ブルージーな名手たちの系譜といいますか。1音1音しっかりと聴かせてフレーズを楽しませてくれるサウンドです。メロディやソロを単音フレーズを弾いて〜和音でつないでっていうのは出来そうで出来ない、ジャズギタリストならではのテクニックです。憧れます。
軽快な2.Ditty for Dewey はスイング感を保ちながら、一筋縄ではいかない和音感を楽しめる曲。やっぱりメルドーの独特ピアノから触発されているかな。タイトル曲5.Better Angels もシンプルなメロディなのに何か独特でバップ的です。ピーターのソロ8.Lament ではギターのサウンドを存分に味わえます。新譜でこういうジャズギターを聴くことが少なくなった今、貴重な存在なのではないかと。ほかのジャズスタンダード曲も洒落た素敵な演奏です。
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