2024-09-17

「ローレル・キャニオン」を観て

 

Amazonプライムビデオで「ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック」を観ました。ほかにもクロスビー、スティルス、ナッシュ(&ヤング)やリンダ・ロンシュタットのドキュメンタリーも観ました。ママス&パパス、バッファロー・スプリングフィールド、ザ・バーズ、ザ・ドアーズ、ジョニ・ミッチェル、ジャクソン・ブラウン、イーグルスといったアメリカンフォーク〜ロックの面々が登場。

僕は80年代が高校大学でしたから、当時ここらへんはほとんど聴いていませんでした。ヒッピーとかサイケとか言っても思い浮かぶのはジミヘンくらいで、聴くのはアメリカよりもイギリス方面ばかりだったと思います。

65年〜75年くらいの洋楽なので、10歳〜15歳くらい年上の先輩方は知っていて当然の音楽かもしれません。ところが僕自身1年前にボニー・レイットを気に入ってから周辺に興味が湧いたのでした。

ロサンゼルスのローレル・キャニオンという地域にミュージシャンたちが集まる自然発生的なコミュニティ。彼らの交流が新たな楽曲を生み、やがて大ヒットに。そして事件や精神的支柱だったママス〜のキャスの死などで終わっていく。

音楽が手元にあって、楽曲や歌声の良さを純粋に競っていた時代。CSNのハーモニーやジョニ・ミッチェルの歌声は宝石のようでもあります。そして同時にレコード会社の短期的収益やマーケティングの雲が覆い始めてきた頃なんだと思います。

ジミヘンといえばの、当時のモンタレーやウッドストックといったロックフェスで、大音量化〜スタジアムロック、ギターが延々とソロを弾くあたりで、やっと僕が聴いてきたものにつながります。イーグルスのライヴでステージからリンダ・ロンシュタットが去っていく姿が印象的でした。

“ホテル・カリフォルニア”の哀愁感もピンと来なかったくらい知らなかった時期ですが、少しわかったような気がしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿