グッとくる「いい音」の音源は、聴いていて気持ち良いだけでなく、スピーカーなどオーディオが自分にとっていい音で鳴ってくれているかどうかを確認する、いわゆるオーディオチェックにもなります。そしてもっといい音で鳴らしたいとも思ったりします。
今回紹介するのは、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの1973年メジャー1stの「Catch A Fire」の“ORIGINAL JAMAICAN VERSIONS”です。このJamaican Versionであることが大事です。ずっと聴いてきたいろいろ楽器やエフェクトが加えられた英国ヴァージョンではなく、まさにオリジナルレコーディングの音源が随分前に発表されたのです。僕はCDで聴いていますが、サブスクにもあったので↓に。いつもより大きめの音で再生してみてください。
あまりにも生々しい録音に驚いたものです。もともといい音なので、どんなスピーカーでもそれなりに力強く鳴ってくれると思いますが、問題は気持ちよく鳴ってくれるかどうかです。
特にこのぶっ太いベース。直球でお腹に響きます。膨らみすぎてほかの楽器や声がちゃんと浮かび上がってこないのも困ります。ボブの声はいい具合にエコーが効いています。分離のいいサウンドやバンド全体のグルーヴが目の前に存在していれば、からだが自然と動くと思います。
ディスク2では英国ヴァージョンも聴けるので比べても面白い音源となっています。残念ながらこのアルバムのベーシスト、アストン・バレットは今年2024年2月に亡くなってしまいました。そして5月17日にはボブ・マーリーの映画も公開されるそうです。
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