先日NHK「おげんさんのサブスク堂」(星野源さんと音楽マニアでも有名な松重豊さんがレギュラー)の再放送を観ました。サブスクやレコード、CDで音楽を紹介するという、僕にとっては好企画な番組でした。ゲストに羽生結弦さんやYOASOBIのおふたりが出演する回があってどんな選曲をするのかちょっと興味深い内容でした。
へぇと思った点その1は、星野源さんと松重豊さんの私物のスマホから選曲して再生していたこと。(もちろん放送波には音源をしかるべきシステムで流していたと思います)つまり自分のスマホのライブラリからBluetoothで飛ばして再生するシーンを想定しているということです。仲間内で集まって「ねぇちょっとコレ聴いてみて」とやるときには、イマドキ老若男女こんな感じなんだと思います。
へぇと思った点その2は、YOASOBIのAyaseさんがめったにCDをかけない的なことを言っていたこと。つまりデジタル音源をハンドリングする日常なのでCDなどパッケージメディアに触れていないのです。CDをケースから出す動作でさえぎこちない。羽生結弦さんはレコードに針を落とすところを初めて見たと。音楽に携わる者&そうでない者にとって、おそらくそれが大多数なんだなぁと思った次第です。
前提としては、好きなように聴けばいいということです。正直多くのミュージシャンにとって儲からないサブスクも、ファンが増えてライヴ来場やグッズ購入につながるのであればそれでいいんだと思います。僕が日々楽しんでいるCDも娘にとっては無用になってしまうんだろうなと思っています。作り手と聴き手の間にいて仕事をしてきた僕としても、音楽をどう伝えていったらいいのかなんて考える番組でした。
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