2024-01-16

Van Halen

 

エドワード・ヴァン・ヘイレンは、僕にとってはギターのみならず生き方にまで影響を与えてくれた人です。ヤングギター誌に掲載される奏法はもちろんインタビュー記事を何度も読み返したりして、音楽や人生を楽しむ考え方を教えてくれたものです。リッチー・ブラックモアをバッハとするならば、エディーはモーツァルトとでもいいましょうか。ギター少年にとって太陽のような存在でした。

ギターソロが衝撃的なことは言うまでもなく、彼のバッキングにおけるリズム感の凄さは多くのギター少年が語るところです。独特のピッキングスタイルから生まれていると思われ、誰一人真似のできない領域です。もうひとつはギターの改造です。原型を再構築してごちゃごちゃにも見えるギターの写真を眺めては、その造形を美しいとさえ思わせ、エレキギターを弾く楽しみを倍増させました。

1982年の「Diver Down」での3.Cathedral や8.Little Guitars (Intro) は“どうやって弾いているの”と話題になりました。バッキングでは2.Hang 'Em High を聴けばブッ飛びます。1984年を象徴する「1984」は、MTV全盛期とあいまって2.Jump 、3.Panama 、6.Hot for Teacher を何度観たことでしょう。ほかの曲も驚嘆するギタープレイの連続ですが、個人的には8.Girl Gone Bad の超絶ユニゾンと難関リズム曲がヴァン・ヘイレンというバンドとしての完成度を示していると絶賛します。

0 件のコメント:

コメントを投稿