当時FMラジオで渋谷陽一さんの番組をエアチェックして「なんだこの荘厳な曲は」「そしてなんだこの劇的かつ速弾きなギターは」と思ったのがOzzy Osbourne(オジー・オズボーン)1980年のアルバム「Blizzard of Ozz」に収められている6.Mr. Crowley でした。そして1982年に飛行機事故で亡くなるギタリスト、Randy Rhoads(ランディー・ローズ)との出会いでした。以来命日である3月19日はランディーのギターを聴く日として40年続けています。
たった2枚のスタジオアルバムを残したランディーのギターについて、語り尽くせぬ人は多いと思います。彼のあの体とギターの組み合わせでないと出ないサウンド。耳と心に残るリフとソロ。クラシックギターを勉強していた彼らしいバッキングでのアルペジオ。ソロ小曲4.Dee では心で涙します。ランディーのファンは世界中にいると思いますが、ギターソロでのそのマイナーなメロディーラインは多くの日本人の琴線に触れるものだと思います。
オジーの歴代ギターとしては、代打のブラッド・ギルス(ナイト・レンジャー)、ジェイク・E・リーの2枚、ザック・ワイルド期も大好きです。あまり話題にならないジェイクの天才的ギターはランディーの功績を見事に受け継ぎ、さらに高めていると僕は思います。そして彼らに影響を与えるのは、たとえば1981年のアルバム「Diary of a Madman」での2.Flying High Again や8.タイトル曲という、他に類を見ないランディーのギタープレイがあってこそと思っています。
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