2023年ももうすぐ終わりです。「人に会わないように」なんていうコロナの異常事態から脱して、今年はリベンジ的に動き回ったなんて人も多いと思います。そしてもうコロナのせいにはできないぞという根本的な問題が表出し始めた年でもあったでしょう。音楽好きとしては著名なミュージシャンたちがこの世を去った悲しい年でもありました。
今月、国際レコード産業連盟(IFPI)というところが最新調査を発表しています。
- 全世界の音楽ファンが音楽を聴くのに費やす時間は週平均20.7時間
- 音楽ファンの73%が(中略)ストリーミング・サービスを通じてお気に入りのアーティストを聴いています。
- その他の人気フォーマットとしては、ラジオで聴く(17%)、購入した音楽を聴く(9%)、ライヴコンサートへの参加(4%)が挙げられます。
- 最も利用されているのは定額制音楽配信サービスで、音楽ファンの1週間の視聴時間の約3分の1(32%)を占めています。(中略)有料会員の割合は(中略)48%
- 次いでYouTubeやTikTokなどのプラットフォームによる動画ストリーミングが31%を占めています。
もともとポップスやロックのターゲットである若者はショート動画で音楽に接しているのに対して、有料音楽を楽しむオーディオやコンサートは価格高騰して、一部の金持ちだけの趣味になりかねない状況です。僕たちがYMOやジェフ・ベックのギターに夢中になったように、全世代の音楽ファンが“ロング”に夢中になれる状況を少しでもつくれないかと、来年も発信していこうと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿