Robert Glasper(ロバート・グラスパー)はアメリカのジャズピアニストで音楽プロデューサー。2000年以降のジャズシーンにおいて最重要人物と言っていいと思います。2007年本作をCDショップで手にしたときは、そのジャケットを見てヒップホップアーティストがジャズアルバムを出したのだと思いました。帰って聴いてみるとビックリ、本格的なジャズを何やら新しい感覚で演っているのでした。
聴くほどに新鮮なメロディーライン、ピアノタッチ。そして細かく高速ビートを刻むダミアン・リードのドラムス。言われてみればハービー・ハンコックの影響も感じる。でも新しい!と繰り返し聴いては、1stや2ndをネット注文し、彼が関わっている作品をiTunesでも購入したりしました。彼によってジャズシーンはまだまだ更新し続けているぞとワクワクさせられました。
1.G&B から本格的なジャズで只者ではないリズムと新鮮なメロディでこりゃスゴいぞと。3.F.T.B. はまるでソウルミュージックのようにピアノで歌いかけてきます。ハービーの7.Maiden Voyage / Everything In Its Right Place では見事にグラスパーの世界観にのみ込まれていきます。8.J Dillalude はビートメイカー、J・ディラに捧ぐ曲でサンプリングからインスパイアされて生演奏する彼ならではの作品だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿