2023-09-14

ジャズはドラムスを聴いちゃう

 

Amazon Prime Videoで「ウェイン・ショーター:無重力の世界」を観ました。3つのパートでしたが、3番めが面白かったです。ウェイン・ショーターは3月に“未知の世界”に旅立ってしまいました。僕はマイルス・デイヴィスと一緒にやっていたアルバムはもちろん、彼のリーダー作のほとんどをCDで持っているくらい彼の創り出す音楽が好きです。ハービー・ハンコック、ロン・カーター、ジャック・ディジョネットと4人で来日した公演を観ることができたのはいい思い出です。

映画の中でウェインが、JAZZは昔“JASS”と綴っていて、シンバルを叩く音から来ているというようなことを言っています。たしかにいわゆる昔のジャズはシンバルの「ヂーヂキッ、ヂーヂキッ」とか「ジャッ、ジャ~ン」というリズムがバンド全体を引っ張っているようなイメージがあります。そんなウェインも最初はドラマーのアート・ブレイキーのグループで鍛えられて成長しました。

僕はといえば、ジャズを聴くときはついドラムスを聴いてしまいます。この曲カッコいいと思うときは、ドラムスが凄いリズムと好きなサウンドで鳴っていることが多い。ウェインと共演したトニー・ウィリアムスブライアン・ブレイドのドラムスを聴くと「うぉーっ!」ってなります。そしてそのプレイを聴きたくてまたCDをかけるのです。

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