Perico Sambeat(ペリコ・サンビート)はスペインのサックス奏者。すでに20枚以上のリーダー作をもつベテランとのことで、共演者にはビッグネームもずらり。演奏を聴くとバリバリとブロウするタイプではなく、やさしく曲に寄り添うような余裕のあるプレイで安心できます。
今年の夏はとにかく暑かったですから、熱い演奏ばかりではちょっと胃が疲れてしまいます。そんなときにこういう涼しいサックスの音色に身を委ねていると休まります。曲調もメジャーでゆったりとした曲が多く、モヒートなんか傾けながら夏の夕方の風に吹かれるのもいいもんです。
アルバムタイトル曲2.Roneando はフラメンコの手拍子に軽快なサックスが重なる気持ちのいい曲。女性ヴォーカルが唄うスタンダード「時さえ忘れて」の3.I Didn't Know What Time It Was のけだるくクールダウンした感じがいいです。9.Bulería en D の軽快なリズムを聴く頃には暑さに疲れた体も回復しているはずです。
0 件のコメント:
コメントを投稿