CDやサブスクの楽曲を探していると「remaster(リマスター)」ヴァージョンと書かれたアルバムや楽曲に出会います。特に80年代以前つまりレコード時代のものに多い。レコードやCDの原盤を作る最終段階でマスタリング(曲の音量レベルや音質、音圧調整などを行う)という工程がありますが、その工程を再度やり直して改善を目指すことをリマスターと言っています。
昔よく聴いたアルバムでもリマスターが発売されると「聴いてみたい」とつい買ってしまうので同じアルバムでも複数枚存在することになります。そして実際聴いてみると「おおっ音が大きくなった」「楽器の音がはっきりした」「こんなカッコいい曲だったのか」なんてこともあって「あー買ってよかった」と納得したりします。持っているCDで音がイマイチと思っているアルバムはリマスターが出ていないかネット検索したりして。
気持ちよくリマスターを聴いているんですが、思い立って昔のCDと聴き比べしてみます。すると、昔のCDはあきらかに音質がリマスターに劣るのですが「あー僕が聴いていたのはこの音だったな」と妙な安心感とともに「こっち(昔)のが好き」なんてことも結構あります。だから昔のCDも手放せないんです。音楽は聴いていた記憶とともにあるので「いい音」も人それぞれだという典型例ですね。
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