音楽を聴く愛好家としては「レコード」の楽しみはわかります。でも今はレコードを持っていない。今回は言い訳です。
80年代にオーディオを初めて手に入れたときには2台のレコードプレイヤーを持っていました。カートリッジもMMとMCを取り替えながら手間ひまかけて。まだCDが出る前のことですから、音楽を聴くにはレコードとカセットテープです。小遣いを貯めては、秋葉原「石丸電気」で特典とクーポン券をもらいながら買い揃えたり、御茶ノ水「ジャニス」に通っては何枚ものレコードを抱えて行き来した日々が懐かしい。レコードやレコード袋のにおい、ジャケットの質感、針を落とす時のワクワクやレコード面のホコリとりなどの一連の動作。それらひっくるめてレコードは楽しかった。
大学3年くらいだったかCDプレイヤーを買いました。曲作りのために先輩の家に入り浸ってレコードを聴いていた部屋にも、ある日CDプレイヤーが置かれ、ひとこと「便利だなこれ」。やがてレコードよりもCDを買うようになりました。社会人になったら積み上がったCDを整理する棚を買っていました。ああ、いいレコードプレイヤーだったのに下取りに出さなきゃよかった。レコードコレクションも友人に譲らなきゃよかった。いまだに後悔。
近年、自宅以外ではレコードを聴く機会をいただいています。そしてレコードで音楽を聴いてみて率直に「楽しい」と言えます。レコードプレスの時期や生産国によって音が全然ちがう。カートリッジを変えてもこっちのが好きとかそうでもないとか、針で音を拾ったあとの処理でもまたちがってくる。それを音楽好きが集まって聴くとそりゃもう楽しいです。
さてこれからレコードプレイヤーとカートリッジとその他もろもろを揃えてレコードを収集して、えっと置く場所はっと、じっくりスピーカーで大きめの音でかけてっと、ん〜。今はオーディオはリビング設置で家族共有空間なので、無理そうです。自分の部屋を持ったら考えます。ですから知人友人の方々、今後もレコードを聴く機会をいただきたく、お願いします〜。
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