Dave Bass(デイヴ・ベース)はアメリカのジャズピアニスト。サブスクのニューリリースで知ったミュージシャンです。検索して経歴を読むと、手首を骨折してピアノを断念し、カリフォルニア州の副司法長官になったという弁護士時代があるとのことで、カムバックして70歳を超えた今はジャズピアニストに専念しているそうです。人生いろいろです。
この作品はいわゆる「ピアノトリオ」というスタイルで、あのビル・エヴァンスやキース・ジャレットをはじめ数多のジャズピアニストが名作を生み出しています。イメージとしては透き通るようなピアノサウンドにちょっと饒舌なベース、それらを静かに支えるドラムスでしょうか。最近はこうしたアルバムを聴いていなかったので久しぶりに良い音のピアノトリオを耳にして繰り返しています。
これぞセロニアス・モンクな2.Criss Cross のウォーキングベースと不協和音が楽しいです。スタンダード7.Israel ではビル・エヴァンスを思い出しつつ、これが2023年のピアノトリオの空気であると感じます。デイヴ・ベースはラテンが得意とのことで大御所アストル・ピアソラの11.Libertango をギターの入った彼のアレンジで。
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