スティーヴ・ヴァイが「VAI」バンド名義で1993年に発表したアルバム。メンバーはギターも弾ける当時無名の天才Vo.デヴィン・タウンゼンド、スーパーファンクベーシストのT.M.スティーヴンス、ドラムスはジェフ・ベックのアルバムにも参加のこれまた天才テリー・ボジオという豪華布陣。演奏力が物凄いわけですが、このメンバーでないと演奏できなかったかも。
ヴァイとボジオはあのフランク・ザッパのバンドで鍛えられた門下生。ポップな曲もありながら奇妙で複雑を極めた曲や、どこからその音出してきたかという意表をつく展開で楽曲の完成度がとにかく高い。ヴァイがスーパーギタリストなだけでなくスーパー作曲家であることも証明してみせました。のちのメタル系やプログレ系ミュージシャンにも影響を与えたアルバムだと思います。
典型的な曲から紹介しましょう。10.Pig を聴いてみてください。ギターをコピーする気になれません。リズムも難しくてこのノリを出すのは至難の業です。いろいろ超越した曲です。この世界観がOKなら6.Dirty Black Hole もついてこれると思います。ちょっと無理という人は比較的キャッチーな2.Here & Now や4.Still My Bleeding Heart であれば親しめると思い...ます。
0 件のコメント:
コメントを投稿