2023-06-20

For Pleasure / OMAR

 

OMAR(オマー)の1994年作。1stの“There's Nothing Like This”や2nd“Music”も好きでよく聴いていました。歌い方、そしてピアノやパーカッションをこなすマルチ奏者であるところ、ソングライターであるところがスティーヴィー・ワンダーを思わせます。

なによりオリジナリティ溢れる楽曲が天才的で、スティーヴィーやプリンスに匹敵するアーティストが出てきたなと思いました。アナログシンセの音、ちょっとマシナリーなリズム感、独特のハーモニー、一筋縄ではいかない曲展開。このあとも作品を出すごとに洗練されていってOMARワールドは深まっていきます。

2.I'm Still Standing のリズム感を聴くと彼が英国出身なのも頷ける気がします。3.Saturday や7.Little Boy のウッドベース音は彼の得意とするところで、テクノ的なのにアコースティックな雰囲気を出す曲になっています。テクノ的といえば12.Making Sense of It は銘機ローランドTB-303(僕も所有)のベースラインそのものの曲で彼のサウンドの特徴でもあります。


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