Smith & Mighty(スミス&マイティ)はイギリス・ブリストルのグループ。1995年の本作はファーストアルバム。レゲエから派生した“ダブ(Dub)”という演奏スタイルで、あのマッシブ・アタックとも同郷。CDショップで買ったCarltonの「The Call Is Strong」という作品が好きで辿ったら音を作っているのはスミス&マイティだったのがきっかけでした。
ダブは、リズムにディレイやエコーをかけたり、突然低域や高域をカットしたり強調したりすることで、元々あった曲の破壊と構築を楽しむ音楽スタイル。音を響かせる現代アートのようにも感じていました。スミス&マイティのダブは“ひんやり”とした触感に特徴があって、彼らのオリジナリティになっていたと思います。
いきなりテープ逆回転と歪んだギターが繰り返す1.Hold On にその破壊ぶりが出ています。3.Closer はそのひんやり感がよく出た典型的な曲。これぞダブです。7.Accept All Contrasts はU2のドラムサウンドをそのまま持ってきて質感そのままに、全く違う曲に仕上げています。8.Bass Is Maternal は彼ららしいベースの強調とジャングルというリズムスタイルを取り入れたカッコいい曲。どっぷりとダブの世界に浸っていただきたい。
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