人を雇用するのは本当に大変なことです。ビジョンに向けて商売の規模が大きくなっていくと、いままでは顧客と取引先を気にしていればよかったのですが、そこに社員というステークホルダーが加わることになります。そりゃ、顧客と取引先と同じくらい大事にしないといけないわけです。
最初が肝心ですからまずは採用。雇用契約、社会保険、各種規程、給与支払とどれもマストです。ビジョンの共有、One On Oneミーティング、評価制度、報酬への反映、能力開発に加えて働き方改善、オンラインを含めた職場環境整備。ほかにやってくれる人がいなければ全部社長の仕事です。
それでも雇用するのだから、社長もかなりの覚悟です。一緒に働くことを決めた社員の方々もビジョンを理解してどうにかしてステークホルダーを満足させて、できれば一緒に働く仲間を増やしていこうとしてほしい。
そんなことあたりめぇよ。でもつい「誰かがやってくれるはず」って社長も社員も思いがち。用意されていて当然ではなく、ひとつひとつ作っていくものなんですね。人数が数人のときと20人くらいのとき、50人を超えるときではそれぞれ動き方が違います。人の成長と会社の成長は連動していくものです。
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