2023-02-24

誰が大事ですか?…顧客?社員?

 

「ステークホルダー」(利害関係者)という言葉があります。会社(法人)を真ん中に書き、左に顧客、下に社員、右に取引先、上に株主を繋げます(直接)。さらにその周囲に家族、地域、国、地球を置きます(間接)。

僕は人を採用して1日目にこの話をするようにしていました。社長としてこれら「ステークホルダーすべて」を満足させるようがんばりたいと決意表明するのです。ビジョンを実現していくには一緒にステークホルダーの満足を目指そうと。

お客のためなら社員は嫌な思いをしてもいいのかとか、取引先に上から目線な物言いをしているとか、社員は社長のことしか見ていないもしくは社長の批判ばかりとか、つい目の前の議論に終始してしまいます。どれかが一番大事なのではなく、すべてを大事にするのが経営なのです。

戦略戦術を検討するにあたりまず最初に顧客を考えるというのはアリです。顧客は誰か。そしてどんな社員と働くか。どんな取引先と...というように満足させたい相手を定義する必要があるでしょう。同じビジョンを持った社員を大事にすることでほかのすべても満足させられるかもしれません。いずれにせよ誰かが負けて損していては経営は成り立たないのです。

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