2023-02-15

ビジョンって必要なの?

 

明文化されたビジョンがなくても、キャッシュさえあれば事業は進めていけます。「今月もなんとかなった」「みなさんのおかげ」と言いながら続けていられるのは、お客様の役に立っているからであり、それはそれでいいことではないか。続けられているんだから無理して明文化しなくても。仕事をもらえるだけ有り難い。

問題は「本当は嫌だけど、やらないと金にならないし」と思い始めたときです。いわゆる下請け仕事です。短納期、値引き、ドタキャン、手弁当など嫌な思いをした人は多い。お客様とイコールパートナーではなく、主従上下関係というわけです。

そこに欠けているのは、やはり真の「ビジョン」です。これを実現するために事業を「経営」しているんだと。どうかこのビジョンに共感いただいて、顧客となってください、取引先になってください、スタッフになってください、と言えるもの。

ビジョンを連呼していくと、不思議と人のつながりが拡がっていきます。モグラ叩きのような仕事から、自分で仕事を選ぶようになり、やがて選択肢が増えます。もし事業を成長させたいと選択されるのであれば、ビジョンを策定されることをおすすめします。


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