マイルス・デイヴィス生誕100周年記念企画盤「Kind of Blue」のSACD(CDとハイブリッド)を買いました。STEREOとMONOの2枚組で、MONOが聴きたかったのです。これで我が家のKind of Blueは4種類になりました。
どういうわけか、ジャケットが7インチ(シングル盤)相当で大きい。CD棚に入らないんですよね。ソニーあるあるで、ジェフ・ベック「ワイアード」やTOTO「Ⅳ」も“本棚”に入っています。
しかも7インチシングル大の台紙にCD収納。我が家で聴ける音源としては、これらに加えて音楽配信Qobuzにハイレゾ24bit192kHzのSTEREOとMONOがそれぞれ存在します。
さて今回のMONO(SICJ-10024)。いいです、これ。ずっとリピートしてかけています。音圧高めですが、モノラルだけにうるさく感じない。ジャズの濃さと楽曲の涼しさが同居して、マイルスやビル・エヴァンスの狙いどおりではないでしょうか。
1999年リマスターはピッチ問題とか修正して、アナログマスターテープからDSD化しているせいか音もアナログ的なのに対し、2009年リマスターは3chのオリジナルテープを最新機材でデジタル化しただけあって、特に高域がパキッと空間表現豊か。コロンビア30丁目スタジオ(愛称チャーチ:教会)がより感じられる録音です。音圧高めなのはデジタル化の過程でそうなったのかもしれません。
音楽配信との比較は、正直わかりません。ヘッドフォンで聴いて音量差に気をつけて、最新SACDのほうがわずかに細かなニュアンスが伝わるような。こうなると機器やケーブルの組み合わせによる違いになってくると思われます。
全体を支配するマイルスのトランペット、コルトレーンとキャノンボール・アダレイのキャラ違い、ポール・チェンバースのベースラインが強い印象のSo What、ピアノがウイントン・ケリーに戻ってちょっと明るいFreddie Freeloader、ビルの世界Blue in Green、3拍子のブルースセッションAll Blues、次アルバム「Sketches of Spain」への布石Flamenco Sketches、ジャズの変革期の奇跡。僕にとって聴き飽きることはないアルバムです。















